ITC-JカウンスルNo.7 第31期 第1回 会合報告 
 
   
2018年11月2日(金) ホテルニューオータニ鳥取に於いて、第31期 第1回会合が、開催された。

竹内ひとみカウンスルNo.7第31期会長が、開会宣言をし、
来賓、クラブゲストの紹介ののち、会長挨拶をした。


人と人との繋がり、コミュニケーションは、人生の大切な要素であり、人類永遠のテーマ、
社会の中でより良く生きていくために、ITC-Jの仲間と共に学んでいます。
今日のプログラムでは、各界でご活躍のお二人の女性を迎え、
人生を豊かにするコミュニケーションの知恵、言葉の魅力を探っていきたいと思います。

 
鳥取市長 深澤義彦様より、ご挨拶を頂いた。
4月中核都市に移行した鳥取市、更に魅力ある都市になるよう
SQのある町鳥取のロゴマークを制作、サービスクオリティーを上げるよう取り組んでいます。
市民の皆さんとのコミュニケーションを活発化する努力もいたしております。
皆様方の活動を通じて、地域発展に繋がりますことを祈念いたします。

 
ビジネスに入り、ロールコール。 
引き続いて、ITC-J第37期高山敦子公式訪問者より、ITC-Jインフォメーション。   
   
議事録承認、通信報告ののち、会計監査報告は全員賛成で採択。
予算書案も全員賛成で採択。会計報告へと続いた。
役員・任命役員・常任委員会・特別委員会報告が行われた。 
 特別審議事項 カウンスルNo.7第31期指名委員選挙がおこなわれた。

ビジネスは、滞りなく終了した。
 
 ITC-J第37期佐藤千恵年次大会コ・コーディネーターが、第37期第2回年次大会の案内をした。
 
ITC-J第37期加藤正枝会長が挨拶をした。 
       
昼 食 ・ 歓 談
午後のプログラム

会長の発声で、午後の部が始まり、午後の部からの、来賓、クラブゲストが紹介された。
インスピレーション

本を たくさん 頭の中に あるばむを 一冊 胸の中に
そして 出来るなら 天国を 心に深く
わたしは もちたい
くるかもしれぬ 独りの時のために

“まなび” 谷川俊太郎「すてきな ひとりぼっち」より
パネルディスカッション
「人生を豊かにするコミュニケーション」

プログラムリーダーが、パネリストの山脇彰子様と福嶋登美子様を紹介した。

 
鳥取銀行 社外取締役  山脇 彰子様

色々経験してまいりましたが、今日は、全日空の客室乗務員時代のお話をしますと前置きし、
毎日違うメンバーとチームを組む特殊な環境での、コミュニケーションの大切さを語った。

何時も、快適な空の旅を提供するという自らの信条のため、2つのことに気をつけていた。
一つ目は、私自身、自分自身の第一印象を良くする。まずは、自分から挨拶をするなど、
初めて一緒に仕事をする方にも、安心感と親近感を持って頂く努力をした。
2つ目は、ほうれんそう(報告・連絡・相談)を徹底するよう努めた。
各フライトで、問題がない事は皆無、的確な状況把握が、
快適な空の旅を保証するために必要不可欠だった。

また、失敗談として、一方通行のコミュニケーションの例をあげた。
「あなた方の好きにすればいいわよ」の言葉を用いた時、
自らは、「任せたわ・・・大いに頑張って・・・私に異存はない」という意味で使っていたが、
若い乗務員は、突き放されたが如く感じていたことがわかった。

この反省から、相手にわかるように伝える努力をしてきた。
特に、顔を見ながら、目を見ながら話をする。
相手の話をよく聴くことが、コミュニケーションでは重要だと思う。

チームで仕事をする場合、相手を尊重し、理解しながら、情報の共有をする、
チーム全体の行動指針が伝われば、それが、より良いサービスに繋がる。

非言語コミュニケーションは、とても重要、
表情・ジェスチャー・眼の位置・距離感・声の大きさ・抑揚などなど、
言葉よりも、有効な場合も多いと感じる。

そして最後に、相手には、感謝の気持ちを伝えたい。と、熱く語った。

株式会社 ブリリアントアソシエイツ社長  福嶋 登美子様

ピンクカレー・ピンクの醤油、いつもの食卓に花が咲く、幸せを運ぶ、ピンクの贈り物

昨日、メルボルンから帰国した福嶋様、「大変権威のあるメルボルンクラブのクリスマスディナーに
ピンクのギフトをお届けすることとなりました」と報告後、

出会いは、人生を大きく変えると強く感じる。
多くのの出会いは、ビジネスチャンスにかわった。
沢山の方々にサポートしていただきながら、今日の私がある。

専業主婦に憧れて、その道を選んだはずであった。
その転換期は、ご主人の起業に賛成してしまったことから、
背中を押してしまった私も、とうとう社会デビューと・・・会場をわかす。

ピンクのカレーの発祥の地を、海外からのお客様が訪れ、片言の日本語で「美味しい」と言ってくれる。
このコミュニケーションに悦びを感じる毎日。

鳥取の山の手の古民家には、様々な国からのお客様のメッセージボードが置かれている。
これもまた、不思議で、奇跡的だと思う。

自分のコミュニケーションには、ピンクが欠かせないものになっている。
今後も、幸せを運ぶピンクのギフトを開発し、大好きな鳥取から発信し続けたい。

ここ数年、女性企業家と交流する機会も多くなってきた。
日本アセアン女性企業家会議・女性CEOフォーラム他、極東アジアなどの会議にも出席、
今年も、内閣府主催のアジア太平洋輝く女性の交流事業でも、事例発表の機会を頂戴した。

多くの人との出会いは、私の人生を豊かにするかけがえのない財産・・・。と結んだ。


モデレーターが会場からの感想・質問を募った。
 
山脇様・・・

フライト前後に行われるブリーフィングでは、

フライト前には、情報を共有するために具体的にわかり易く話す、
指示系統をはっきりさせる努力をした。
またフライト後、フライト中に起こったことについての報告をする場では、
具体的に、このような対処方法が良かったと話す努力は惜しまなかった。

客室乗務員は、フライト時間が決まっているので、判断決断は素早くしなければならないが故に・・・。

 なぜ、ピンクカレーだったのか?

福嶋様・・・

カレー消費量日本一の鳥取県、市内の飲食店では、凝ったカレーを考案、
 もともとピンクをイメージカラーにしていたことから、ピンクカレーを発想、
有能なシェフの「できますよ」の一言で、創意工夫を凝らして、商品化。
 以後、ユーチューバー・SNS・インスタグラムなど、名も知らない広報担当者が、
 世界中に発信してくれたおかげで、
日本はもとより、海外からの取材、来訪者、お声掛けがあり、現在に至る。
 この度、酒造メーカーとコラボレーションしてできた、ピンクの乾杯酒は、
自信作で、海外への売り込みも順調。

 

交渉ごとを円滑にすすめるには・・・


山脇様・・・

 心がけていることは、事前調査、過去データも参照し、数値化、見える化すること
 現状をあらゆる角度から知ること。

 福嶋様・・・

 相手の話をまず聴くこと。

 ある社長さんとの交渉では、最初「わが社の方針は」と切り出されて、
 口もはさめず、話もできないと思ったが、
「遠く鳥取から、お手伝いすることがございますか」と
話の最後にお聞きしたら、意外にも交渉が成立した経験がある。

 

コミュニケーションをみがく習慣とは?

 山脇様・・・

 1.あいさつはだれにでも 2.身だしなみに気を遣う 3.きちんとお辞儀をしよう 
4.返事をしっかりしよう アイコンタクトを取ろう

 アイコンタクト・ボディーランゲージは言葉より大切、相手との距離感一つをとっても・・・。


ンタリング(後輩の面倒を見る)が当たり前の世界と聴いたが、
女性だけの集団では難しいと思われる、背景には何があったのか?


 山脇様・・・

 JALに追いつけ、追い越せという、社風があった。目標が明確だった。
 早く一人前にしないと、自分が追いつめられる思いもあり、
 1か月先輩も後輩指導は当たり前だった。
 切り替えを早くしないと、次の仕事に差し障るため、訓練されていた。

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お客様からも質問が出て、

女性活躍のためのしくみのようなものがあれば教えてほしい。

 山脇様・・・今は、女性が 女性をマネージメントする時代になりました。
 福嶋様・・・働き方を、その人なりに合わせてシフト制に、        
 

ユーモアを交えたお話に会場は、笑いあり、歓声有りで、終始、和やかで、
共感を覚えるエピソードでは、うなずく会員ゲストが多々見られた。

 
クイズ形式の質問にフロアー全員がピンクとブルーの札で回答した。 
モデレーターは、最後に、人生には、

人と人との出会い、関わり、繋がりが欠かせない、

より良いコミュニケーションには、

人を大切にすることが重要ということが、

見えてまいりました。

コミュニケーション技術と指導力の学びの場

「ITC-J」の活動をもっともっと楽しみ、

より心豊かな人生を歩んでまいりましょうと結んだ。

 
 鳥取商工会議所会頭 藤縄匡伸様より、コメントを頂戴しました。

竹内会長の掲げたテーマが素晴らしい。
パネリストのお二人は、いつもに増して、輝き、煌いて見えました。
鳥取の女性は、やはり優秀な方ばかりと再認識した、素晴らしい会でした。

株式会社新日本海新聞社西部本社営業・事業統括 長曽本明様より、コメントを頂戴しました。 

私ども、新聞記者にとっても、コミュニケーション技術が生命線です。
コミュニケーションをはかって、如何に核心に迫れるかが問われます。
その駆け引きが、記者能力であります。

人生を豊かにするコミュニケーションの知恵、言葉の魅力を探るという第1回会合の目的が
このパネルディスカッションで、十二分に果たされたのではないかと感じました。

鳥取青年会議所理事長 若本憲治様より、コメントを頂戴しました。

伝える側に、パッション・情熱があることが重要と感じました。
情熱をもって伝えることにより、信用・信頼に繋がることをあらためて学びました。

NHK鳥取放送局長 熊埜御堂 朋子様より、 コメントを頂戴しました。

山脇様には、「チームで仕事をする時のコミュニケーションの大切さ」を、
福嶋様には、「出会いの力を、人生を切り開いていくエネルギーに変えること」
を教えて頂きました。

番組作成で、自分が大切にしていることを3つお話しします。

  自分の伝えたい思いを120文字に凝縮する。
  番組つくりのチームに伝えたい思いをわかり易く伝える。 
  取材相手の方との信頼関係を築く。

伝える側の情熱が、信用や信頼に繋がると感じます。

これら3つは、まさに、ITC-JカウンスルNo.731期テーマ、
「ビジョンとパッションを持って、あなたのミッションを」

凝縮されていることに、気づかされました。

コーディネーターが、報告した。

会員数 132名   登録総数 84名  ゲスト 64名   総数 148名   会員出席率 64% 
会長が、コーディネーター、コ・コーディネーター、担当クラブ、並びに、
ホテルニューオータニ鳥取の担当者に謝辞を述べた後、閉会を宣言した。 

  
※アンケートに協力いただき、ゲストの方々から、沢山のお声を頂戴いたしました。
ゴールデンリング第31期第2号に掲載予定です。